競艇で借金まみれになった人が1日でも早く借金を完済する方法

競艇は、負けても1発逆転で大きく勝つことに喜びを感じて「また次も当てたい!」とハマりやすいギャンブル(公営競技)です。ハマりすぎてギャンブル依存症になる人も多いです。

ただし、ギャンブル依存症になると歯止めが効かなくなり、借金を繰り返して借金まみれになります。毎月利息の返済ばかりで元金が減らず、借金を完済するきざしが見えないので、借金地獄から抜け出せずに一生苦しんで生活することになりかねません

借金地獄で苦しみたくない人は、1日でも早く借金を完済する方法を知っておきましょう。また、すでに自転車操業で返済が苦しい人は、自力で解決することができない状態なので、借金がさらに膨らんで人生が終了する前に、いっこくも早く弁護士に相談して借金の救済手続きをするべきです。

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目次

競艇は、ボートレース場へ行かなくてもスマホで気軽に舟券を購入できる「テレボート」があります。

テレボートのアプリをダウンロードしておけばいつでもスマホから舟券を購入できる上に、舟券は100円から購入することができるので、お金を払っている感覚がなくなります。そして、チリが積もって、気づいたら高額な請求になってしまうリスクがあります。

また、テレボートアプリでいつでもレース情報を見ることができるので、競艇にハマりやすく、依存的になって借金地獄におちいっていきます。

競艇には、朝にレースを開催する「モーニングレース」と、夜にライトをつけて開催する「ナイターレース」があるので、毎日朝から晩までレースが開催されています。

深夜帯以外は常にレースが開催されているので、朝から晩までいつでも舟券を購入することができます。

前日の21時に翌日の出走表が発表されるので、深夜に予想を立てて朝起きたら舟券を購入し、日中は直前のレースデータを確認しながらナイトレースまで舟券を購入し続ける負のループにハマります。

朝から晩までレースを見て舟券を購入している人は、お金の管理ができていないことがほとんどなので、借金が返済できないくらい膨らんでいても競艇をやめずに、借金地獄になります。

競艇場(ボートレース場)は全国に24か所ありますが、1日のうちに複数の競艇場でレースが開催されています。

モーニングレースやナイターレースだけでなく、全国各地の競艇場で毎日レースが開催されていて、さまざまなレースにかけることができます。

テレボートを使えば仕事の休憩時間に購入することもできてしまうので、平日・休日問わず毎日レースに賭けて、気づいたら高額な支払いになってしまうリスクがあります。

競艇の醍醐味(だいごみ)である一発逆転のスリルにハマる人が多いです。

競艇はコースの内側からスタートできるボートが圧倒的に有利なルールになっているので、内側のボートに絞って舟券を購入すれば勝つ確率が高くなります。

ただし、勝率が高い舟券は払い戻し金が少なくなるので、一発逆転を狙って3連複や3連単といったオッズが高い大穴を狙う人がほとんどです。屋外での水上の勝負なのでコース環境が変化しやすく、しばしば波乱が起こります。

一発逆転のスリルにハマって高額な賭け金を払って借金地獄になるので、競艇はギャンブルの墓場と呼ばれています。

競艇は一発逆転のスリルにハマってしまう依存性の高いギャンブルなので、回収率が悪くてもその分を取り戻せると思って、1レースに賭ける金額がどんどん増えていきます。

テレボートを使えば現金が手元になくてもスマホで簡単に舟券を購入できるので、気づいたら高額な賭け金で舟券を買ってしまい、負けすぎて総額が高額になっていたということがあります。

競艇の払い戻し率は、モーターボート法によって75%〜80%と定めれており、多くの競艇場が75%としています。つまり、25%が運営者の売上になっています。

運営者は、舟券の販売を締め切った時点で売上として先に25%を抜きます。そのため、舟券を購入した賭け主(プレーヤー)が負けるようになっているので、負けても一発逆転を狙って賭け続けるとボロ負けする仕組みになっています。

ボロ負けしても取り戻せると錯覚するので、賭け続けて借金地獄になってしまいます。

競艇の賭け金は、下限が100円と決まっていますが上限金額がないので、1点10万円や100万円だろうと賭けることができる上に、複数点の舟券を買うことができてしまいます。

自分で舟券の購入を制限しないと、テレボートでいくらでも購入できてしまうリスクがありますが、競艇に依存している状態では自制ができるわけもないので、借金を増やしていって借金地獄になります。

借金まみれになって返済ができない状態を無視し続けていると、取り返しのつかないことになってしまいます。すでに借金の返済ができずに苦しんでいる人は、1人悩んでいるあいだに借金が膨らんで人生が終了する前に、弁護士に相談をして借金返済の救済手続きをするべきです。

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借金を返済しないで滞納すると、6つのリスクがあります。

競艇の借金を滞納すると借金地獄で人生が狂います。

競艇で人生が崩壊するリスクや人生が狂った人の体験談について、くわしくは「競艇で人生狂った人がギャンブル依存症の末路から抜け出す方法」で解説しています。

借金には返済期日がありますが、返済期日を過ぎても返済しない場合は、貸金業者から遅延損害金を請求されます。

1日でも返済期日を過ぎると請求されて、返済が遅れるほど遅延損害金の額が増えていくことになります。

遅延損害金の金利は、一般的な借入と同じ利息制限法20%が上限金利となっています。借金を返済しないでいると、高額な遅延損害金を請求されるリスクがあるので注意が必要です。

借金を返済しないで滞納していると、貸金業者から支払いの催促である督促状が送られます。

督促状に法的な拘束力はありませんが、無視し続けるのは危険です。

督促状の指示通りの金額を支払えば、ブラックリストに載ることを防ぐこともできるので、少しでも早く返済すべきです。

貸金業者からの督促状を無視して、数ヶ月間にわたって借金を返済しないでいると、期限の喪失として借金の一括返済を要求されることになります。

期限の喪失をすると、これまでに発生している遅延損害金も元金に上乗せして請求されるので、高額請求となる可能性が高いです。自分で一括返済できなければ保証人に支払い義務が移り、保証人に迷惑をかけることにもなります。

借金の一括返済を請求されても返済をしないでいると、債務者(貸金業者)から、財産の差し押さえ督促が送られてきます。

その名の通り、財産を差し押さえることを知らせる通知なので、この督促を無視していると、近い将来に財産を差し押さえられてしまいます。

差し押さえ督促を無視してから2週間~1か月ほど経つと、裁判所から支払督促が届きます。支払督促は、借金の返済に対して強い法的効力がある書面で、受け取りには署名と捺印が必要になります。

債務者(借金をしている人)は、異議申し立てを裁判所に提出して、意義が認められれば支払督促を無効することができますが、通常訴訟へ移行することになります。

裁判所からの支払督促が送られてきてから、異議申し立て書を2週間以内に提出しないと、裁判所から「仮執行宣言付支払督促」が送られてきます。

仮執行宣言付支払督促を無視していると、給料や車、住宅といった財産が差し押さえられてしまいます

仮執行宣言付支払督促が送られると、給料や財産を差し押さえる準備に入っているので、自分でなんとかできる問題ではありません。すぐにでも弁護士に相談をすべきです。

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競艇で借金地獄になった人が1日でも早く完済する方法

競艇で作った借金を1日でも早く完済する方法は、9つあります。

競艇の借金を返済するためには、まず現在の借金の状況を把握することが大切です。

把握するべき借金の状況
  • どの貸金業者から、それぞれいくら借りているか
  • それぞれの借り入れの金利は何%か
  • 毎月の返済額はいくらか
  • 完済までの期間はどのくらいか

複数の貸金業者から借入をしている「多重債務」の状況だと、ほとんどの人がそれぞれの貸金業者ごとの借入状況を把握できていません

各貸金業者からの借金の状況をしっかりと把握しておくことで、今後の返済計画を立てることができます。

いまの借金の状況を把握したら、次に家計を見直して、借金お返済にあてられるお金がいくらあるのかを計算します。

見直すべき家計
  • 固定費
    • 住居費(家賃)
    • 保険料
    • サブスク
    • 車のローン
    • 通信費
  • 流動費
    • 電気・ガス・水道
    • 携帯・スマホ料金
    • 食費
    • 日用品費

家賃が安い家に引越す、不要な保険やサブスクを解約する、基本料の安いネット回線に変更する、格安スマホや安い公共料金プランに変更するなどして、毎月の支出を抑えます。

毎月の支出が減れば返済あてる額を増やすことができるので、早く借金を返済できます。

競艇繋がりの交友関係をやめないと、友人から誘われて競艇場に行ってしまう可能性があります。

競艇で借金まみれになるほど依存している状態の人であれば、誘われると「少しなら・・・」と魔が刺してしまったりするので、まず断れないでしょう。

借金地獄から解放されたいのであれば、まずは競艇つながりの交友関係を思い切ってやめることが大切です。

テレボートのアプリを、いますぐスマホから削除しましょう。

BOATRACEアプリ、競艇 予想、などテレボート関連のアプリをすべて削除すればレース情報が目に入らず、舟券を購することもできません。

テレボートがあるといつでも舟券を購入できてしまうので、「1回だけ」と魔が刺して購入してしまうと歯止めが効かなくなって借金を積み重ねてしまいます。そのため、テレボートのアプリを削除して競艇から完全に離れることが大切です。

借金の返済は、毎月返済しなければならない最低額(約定返済額)が決まっています。

約定返済額の支払いは利息を含んでいますが、約定返済額よりも多い返済分は元金の支払いにあてることができます

そのため、今月は生活にゆとりがあってお金が多くあまった、仕事のボーナスが支給されたなど、お金に余裕があるときは繰上げ返済をすることで、借金を早く返済することができます。

現在の収入で生活が苦しくてなかなか借金を返済できないのであれば、副業をして毎月の収入を上げることも検討しましょう。

本業の収入を急に上げることは難しいですが、スキマ時間に副業をすることで、副業の収入分を借金の返済にあてることができるので、借金を早く返済できるようになります

また、借金を完済すれば本業以外の収入を貯金に回すことができるので、借金を完済した後の生活がラクになります。

複数の貸金業者から借り入れをしてる場合、貸金業者によって金利が違います。また、1社ごとの借入額が少ないと、各業者の金利が高くなっている可能性があります。

おまとめローンを利用すれば、複数業者の借り入れを一本化できるので、借金の管理がラクになる上に、金利を下げることができる可能性があります。

ただし、毎月の返済額が少なくなる代わりに、返済期間が延びるので返済の総額が多くなる可能性があることには注意が必要です。

「おまとめローンでまとめれば大丈夫」と軽い気持ちでおまとめローンを利用すると、かえって借金の返済が苦しくなる可能性もあるので、あくまでも借金の状況を把握した上で検討するようにしてください。

ギャンブル依存症の当事者が自分で依存症の問題を解決することは100%不可能なので、解決の相談先として専門家に相談して治療を受ける必要があります。

ギャンブル依存症の当事者ではなく、その家族がギャンブル依存症について相談する窓口もあります。

ギャンブル依存症のかたの家族の相談先

ギャンブル依存症の専門窓口に相談をして、ギャンブル依存症の意識を変えることが今後の借金をしない生活につながります。競艇でつくった借金から解放されたい人、またはその家族の人は相談してみましょう。

また、ギャンブル依存症の治療をおこなっている精神科病院やクリニックでは、ギャンブル依存症の当事者または家族を対象とした勉強会・相談会を実施しています。

勉強会や相談会への参加は無料なことがほとんどなので、依存症対策全国センターで最寄りの相談場所を調べてみましょう。

債務整理は、将来の利息をカットして毎月の支払額を減額する任意整理、借金を最大90%減額する個人再生、借金をゼロにする自己破産といった、借金の救済手続きのことです。

債務整理の方法は、あなたの借り入れ状況によりますが、競艇による借金を減額したりゼロにすることができます。

※厳密には特定調停もありますが、任意整理と同じような効果で裁判所を通す手続きなので、現在はほとんど選択されません。

メリットデメリット
将来発生する利息をカットできる
返済期間を見直して毎月の返済額を減らせる
ブラックリストに載る

任意整理は、弁護士が消費者金融やローン会社といった貸金業者と話し合いで交渉をして、将来発生する利息のカットや返済期間の見直しをする手続きです。

任意整理は、債務整理のなかでも唯一裁判所を通さないでできる手続きで、債権者(貸金業者)との直接交渉で完了するので、任意整理したことを家族や勤務先に知られる心配がありません

ただし、任意整理をすると信用情報機関に事故情報が登録される(ブラックリストに載る)ので、およそ5年間はあらたな借り入れやクレジットカード、住宅ローン・自動車ローンといった審査に通りにくくなります。とはいえ、事故情報が消えれば、借り入れやクレジットカードの作成もできます。

任意整理をすれば、今後の利息がゼロになるので借金の総額が大きく減って、返済期間も見直すことで毎月の返済もしやすくなります。

メリットデメリット
借金を最大90%減額
住宅は残すことができる(住宅ローン特則)
ブラックリストに載る
官報に載る
ローン返済中の自動車は取り上げられる

個人再生は、返済中の借金を最大90%減額して、残った借金を3年〜5年で返済する手続きです。

残った借金を3年〜5年間で返済できれば、減額してもらった金額は返済する必要がありません。ただし、個人再生にはデメリットもあります。

信用情報機関に事故情報が登録(ブラックリスト)されます。ブラックリストに載ると、5年〜7年間は新たな借り入れやクレジットカードの作成、ローンを組むことが難しくなります。また、住宅ローンを支払い中の自宅や、自動車を差し押さえられる可能性があります。

ただし、住宅を残す方法として「住宅ローン特則」があるので、住宅ローン特則を利用すれば、自宅を残したまま借金を減らすことができます

個人再生をおこなった情報は国が発行する官報に掲載されますが、一般の人が目にする機会はほとんどないので、借金や債務整理のことが家族や勤務先にバレる心配はありません。

メリットデメリット
借金がゼロになる
99万円以下の現金と生活に必要な財産は残せる
ブラックリストに載る
財産を差し押さえられる
官報に載る
一部の職種の就業制限を受ける

自己破産は、借金を返済できなくなった個人が、借金をゼロにすることができる手続きです。自己破産の申請をして免責を受けると、借金の返済をする義務がなくなります。

ただし、自己破産をすると借金をゼロにすることができる一方で、財産が差し押さえられる可能性があります。自動車は、条件によって手元に残しておける可能性がありますが、土地や住宅は、手元に残すことができません。

任意整理や個人再生と同じように、信用情報期間に事故情報が登録される(ブラックリスト)ので、免責後から5年〜7年はクレジットカードの新規作成やローンを組むこともできなくなります。

とはいえ、すでに競艇で作った借金の返済が遅れたり滞納しているのであれば、ブラックリストに載っています。このまま借金を滞納していると貸金業者に給料や財産を差し押さえられるので、債務整理をするよりも圧倒的にリスクが高いです。

債務整理をすることを悩んでいるあいだに、貸金業者が差し押さえの準備をしている可能性があるので、そうなる前に弁護士や司法書士といった専門家に相談をしてみると良いでしょう。

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競艇の借金についてよくある質問

借金を返済しないでいるとどうなる?

借金を返済しないでいると、貸金業者から遅延損害金を請求されたり、借金の一括返済を請求されるリスクがあります。最悪の場合は、給料や財産を差し押さえられるリスクがあるので、1日でも早く借金を返済すべきです。

借金を返済しないでいるリスクについては、「競艇の借金を返済しないで滞納するリスク」を参照してください。

競艇の借金1000万円はどうしたらいい?

競艇の借金が1,000万円あって、毎月の返済が苦しいあるいは返済できないのであれば、借金を減額したり、借金をゼロにできる債務整理をするべきでしょう。

債務整理についてくわしくは「借金を減額したりゼロにする債務整」を参照してください。

競艇の借金で自己破産はできる?

競艇のようなギャンブルによる借金は「免責不許可事由」に当たるので、原則として自己破産することができません。ただし、債務者(借金をしている人)が反省をして返済する姿勢を見せれば、「裁量免責」で自己破産が認められることがあります。

自己破産についてくわしくは「借金をゼロにする自己破産」を参照してください。

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